缶入り甘酒は電子レンジ厳禁!?正しい温め方は?
最近ではスーパーでも紙パックタイプのものや缶タイプのものなど、様々な甘酒を見かけるようになりました。
そのまま飲んでももちろんおいしいのですが、寒い季節なら甘酒はやはりホットで楽しみたいもの。
しかし、缶入りの甘酒をそのまま電子レンジで温めるのは厳禁です!
実際にやったことがある方はおわかりかと思うのですが、缶入りの飲料を電子レンジでそのまま加熱するとバチバチと音を立てて火花が散り「これはやばい」と一目でわかる状態になります。
大変危険ですので、絶対に缶入りの飲料を缶のまま電子レンジで温めてはいけません。
この記事では、なぜ缶入りの甘酒を電子レンジで温めてはいけないのかその理由と、正しい温め方をご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
なぜ缶入りの甘酒を電子レンジで温めてはいけないのか?
電子レンジは電磁波を照射することで分子に働きかけ、それによって対象物の温度をあげるという家電製品です。
もちろん普通の食品を温める分には何の問題もありません。
しかし、実は照射された電磁波が金属にあたると電気を帯び、プラズマ化されることで発火する危険性があります。
実際に缶入り飲料を電子レンジで加熱した場合、火事になる恐れがあることに加え、電子レンジも故障してしまう可能性が高いです。
缶入りの甘酒を缶のまま電子レンジで加熱するのは絶対にやめましょう。
缶入り甘酒を電子レンジで温めたい場合はどうすればいいのか
缶入りの甘酒を電子レンジで温めるのであれば、必ず別の耐熱容器に移し替えてから加熱するようにしましょう。
加熱時間の目安は500Wなら60秒、600Wなら50秒です。
ただし、電子レンジの機種や気温などによっても温まり具合が異なりますので、あくまでも上記の時間は目安として考えてください。
また、甘酒はレンジ内で爆発しやすいため、加熱しすぎには注意が必要です。
容器から吹きこぼれてしまうのが心配なのであれば、加熱の際はふたをしないか、ラップをふんわりとかけるようにするとよいでしょう。
深めの容器を選べば、中身が飛び散るのを防ぐことができますよ。
レンジから取り出した甘酒がぬるいと感じる場合は、様子を見ながら10秒ずつ加熱時間を延ばすなどして調節してみてください。
缶入り甘酒を缶のまま温めたいときはどうすればいいのか?
どうしても缶入りの甘酒を缶のまま温めたい場合は湯煎をおすすめします。
湯煎の仕方はとっても簡単。
お鍋などで缶の半分程度の高さまで水を入れたら沸騰させ、缶をお湯につけるだけです。
あとは自分の好みの温かさになるまで温めましょう。
この時、缶のふたは必ず開けてから加熱するのがポイントです。
ふたを開けずに加熱すると、缶内部に含まれる少量の空気が膨張して爆発したり、ふたを開けた時に内容物が飛び出したりといった危険があります。
まとめ
以上、なぜ缶入りの甘酒を電子レンジで温めてはいけないのかその理由と、正しい温め方をご紹介させていただきました。
ポイントは次の通り。
- 缶のままで加熱せず、耐熱容器などに移し替える
- 加熱の際は容器にふたをしないか、ラップをふんわりとかける程度にする
- 電子レンジ内で爆発の危険があるため、加熱しすぎに注意する
- 缶のまま加熱したい場合は、ふたを開けてから湯煎する
缶入りの甘酒はすぐに飲みたいときにとても便利ですが、電子レンジで温める場合は注意が必要です。
私はさすがに缶のまま電子レンジで温めたことはないのですが、豆乳を加えた甘酒を耐熱容器に移し替えてから温めて飲む際に加熱しすぎや、うっかりふたをして加熱したことによって吹き零れた覚えが何度かあります。
せっかく温めたのに甘酒が無駄になり、掃除の手間もかかり、と最悪でした…。
夏場などは冷たく冷やした甘酒を飲むというのもひとつの方法ですが、正しい缶入り甘酒の温め方を知っていれば、私のような失敗はせずに済みますよ。
電子レンジで缶入りの甘酒を温める場合は、ぜひ参考にしてみてください。