甘酒は冷凍できる!冷凍・解凍の仕方を解説!
甘酒を作ったことのある方ならおわかりいただけると思うのですが、甘酒を手作りすると一度に出来上がる量が結構多いんです。
手作りした甘酒をおいしく飲める期間は、冷蔵保存でおよそ1週間といわれています。
炊飯器の釜いっぱいに作ったら、家族みんなで飲むならともかくとしても、一人暮らしだと飲みきるのは厳しい量かもしれません。
だからといって、甘酒を長期保存するのは「悪くなったりしないかな?」と、ちょっと心配になりますよね。
そんなときは、甘酒の冷凍保存がおすすめ!
意外に思うかもしれませんが、甘酒は冷凍することが出来るんです。
甘酒を作りたてで冷凍してあげれば、おいしさはそのままで3ヶ月ほど冷凍保存することができますよ。
この記事では、甘酒の冷凍・解凍の仕方についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
甘酒の冷凍の仕方
甘酒を作ってすぐに冷凍する場合は、粗熱がとれて人肌くらいの温度になるまで冷ましてから冷凍庫に入れます。
温かいまま冷凍庫に入れると霜がつき、解凍した時に味が落ちてしまうため注意が必要です。
また、冷凍保存中に甘酒が乾燥してしまわないように、密閉できる容器に入れて保存しましょう。
すぐに思いつくのは一般的なフリーザーバッグに入れる方法ですが、それ以外にも100円ショップなどで販売されているシリコンカップに小分けしておく方法がおすすめ。
1回に使う分だけ取り出すことができるので便利です。
その場合は、まとめてタッパーなどにいれて冷凍保存してください。
作った日にちをメモして冷蔵庫やタッパーなどに貼っておくようにすれば、いつまでに飲みきればいいのか、次は甘酒をいつ作るのか、などの予定も立てやすいですね。
火入れした甘酒は6ヶ月の長期保存が可能
火入れとは、保存している間にそれ以上甘酒の発酵が進まないようにするため、加熱処理をすることを言います。
方法はとっても簡単。
お鍋に甘酒を入れて中火でひと煮立ちさせ、70℃くらいまで温度が上がったら、10分くらいかき混ぜながら加熱するだけでOKです。
これだけで、およそ6ヶ月の冷凍保存が可能になります。
火入れをしていない場合の保存期間は3ヶ月くらいなので、火入れをすると単純計算で2倍の期間甘酒を保存できるようになるというわけです。
しかし、甘酒に含まれる酵素や麹菌などの成分は熱に弱いため、火入れをすることによってそれらの成分構成が変わってしまうことがある、ということを覚えておきましょう。
もちろん、効果がゼロになってしまうわけではなく、加熱処理をしても甘酒の味に大きな変化はありません。
甘酒を解凍するときの注意点とは?
上記でもお伝えしたように甘酒に含まれる成分の一部は熱に弱いため、レンジでチンをするのではなく、自然解凍をおすすめしています。
自然解凍の途中で食べると、シャーベットアイスのような感覚で、また一味違った甘酒を楽しむことができるでしょう。
もしもどうしても甘酒をすぐに解凍したい、という場合は湯せんという方法もあります。
湯せんとはあらかじめ大きな鍋で熱した湯に、 材料を入れたボウルなどをつけて間接的に熱を通すことをいいます。
この方法なら、甘酒を直接火にかけないので、成分構成の変化を最小限にすることができるでしょう。
まとめ
以上、甘酒の冷凍・解凍の仕方についてご紹介させていただきました。
甘酒を冷凍・解凍するときのポイントは次の通り。
・冷凍するときは密閉できる容器に入れる
・解凍するときはレンジなどを使うのではなく、自然解凍する
・急ぎの場合は、湯せんで解凍する
甘酒を手作りするとどうしても時間がかかるため、一度にたくさん作り置きをすると楽ちんです。
今回ご紹介した甘酒を冷凍・解凍するときのポイントを押さえておけば、おいしい甘酒を長期間楽しむことができるでしょう。
私は製氷器に甘酒を入れて冷凍し、夜のうちに1回分をティーカップに移して毎朝甘酒を飲むようにしてますよ。
洗い物も少なくてすむので、ぜひお試しください。