豆乳vs牛乳!栄養・効果・カロリーの違いを徹底比較!
牛乳と豆乳は色も見た目も似ています。
飲料としても料理の材料としても使う牛乳ですが、カロリーや脂質の量を気にされる方は、豆乳を代りに使われることもあるのではないでしょうか?
代用品として牛乳よりカロリーが低く、栄養価も高くて優秀だとされる豆乳ですが、実際のところ牛乳と豆乳はどちらがいいのでしょうか。
その謎を解決すべく、豆乳と牛乳のもつ栄養素とその効果、そしてカロリーの違いや特徴をご紹介していきます。
豆乳と牛乳、栄養素の違い
まずは栄養素の違いを比較します!
豆乳
豆乳は「植物性の大豆タンパク質」を多く含んでいます。
そして豆イソフラボンという栄養素も多く含まれています。
牛乳
牛乳は「動物性のタンパク質」が主成分です。
そしてカルシウムが多く含まれています。
加えて牛乳には、カルシウムの働きを助けるリンも豊富に含まれています。
また人が生きるために必要な栄養成分としてのたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル(カリウム等)をほどよく含んでいます。
豆乳と牛乳、効果の違い
次に効果の違いを比較します!
豆乳
豆乳の原料である大豆には植物性タンパク質が30%程度含まれています。
そして製造の過程を経ても、そのほとんどが豆乳に残っています。
この植物性タンパク質は、吸収速度が牛乳のタンパク質に比べて遅いのが特徴です。
吸収速度が緩やかなことによって、満腹感を持続させることができます。
これは空腹を感じにくくしてくれるので、ダイエットの強い味方になってくれます。
また豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするとして、健康面でも、美容面でも女性に注目されています。
大豆イソフラボンには他にも、更年期障害の症状軽減や、骨がスカスカになる骨粗しょう症の予防に役立つと言われています。
牛乳
牛乳に含まれるカルシウムは吸収率が良く、また含有量も多いため、骨の形成や精神的な安定に効果を発揮してくれます。
カルシウム補給には豆乳より牛乳の方が効果的です。
コップ一杯で1日に必要なカルシウム量の約 1/3 がとれるばかりでなく、良質なたんぱく質やビタミン類などたくさんの栄養素がバランスよく含まれています。
このため、偏った食生活をされている方には、足りない栄養素の改善にも役立てられます。
豆乳と牛乳のカロリーの違い
ダイエットの観点からして、両者のカロリーの違いは気になるところでしょう。
そこで、豆乳(調整豆乳)と牛乳(成分無調整牛乳)のコップ一杯(約200ml)辺りのカロリーの違いを比較してみました。
すると、
- 豆乳はコップ一杯辺り約132kcalほど
- 牛乳は約138kcalほど
ということが分かりました。
牛乳の方がわずかにカロリーが高いですが、そこまで大きな差が無いことが分かります。
まとめ
いかがでしたか?
豆乳と牛乳の栄養素の違い、そしてそれぞれの栄養素の効果、カロリーの違いについてご紹介させていただきました。
豆乳の優れている点は、大豆イソフラボンなどの栄養素によって、健康面以外に美容面にも良い効果が期待できること。
牛乳の優れている点は、コップ一杯あたりに様々な栄養素がバランスよく含まれていることであることを認識していただけたかと思います。
どちらにも違った長所があり、豆乳の方が優秀、牛乳の方が優秀というような比較は出来ないということが、お分かりいただけたかと思います。
もちろん摂り過ぎはよくありませんが、どちらも一日コップ一杯ほどであれば、体には良い影響の方が多いです。
なお、どちらも原料が違うため、牛乳の代用として豆乳を使うときは、味や香りが変化してしまうことを意識していた方が良いです。
自分や家族の体調と相談しながら、必要な栄養素を摂取するために、毎日の生活に豆乳と牛乳を取り入れましょう。