牛乳でホイップクリームは作れる?代用は可能?

牛乳でホイップクリームは作れる?代用は可能?

牛乳でホイップクリームは作れる?代用は可能?

 

なんだかケーキ的なお菓子が食べたい…今日は休日だし、せっかくだから焼いてみようかな!

 

たまには手をかけた料理をしてみよう…本格的なクリームパスタを作ってみようかな!

 

 

そんな気持ちになること、時々ありますよね。

 

そしてさっそくスマホでレシピを検索したあなたは、ある材料を見て若干萎えることでしょう。

 

 

「生クリーム適量」

 

 

生クリームなんて、そうそう日常的に使うようなものでもないし、まず冷蔵庫に上部している人は少ないでしょう。

 

そして、スーパーで購入したとしても、賞味期限は短いし、1パックを使い切るのってホールケーキのデコレーションでもなけりゃ結構難しいのではないでしょうか…。

 

使い切れなくてもまあいっか…って思うには、値段もまあまあ張りますよね。

 

 

必要なのは、ちょっとだけなのに…。

 

 

生クリームといえば乳製品ですが、乳製品ってつまり牛乳からできている製品。

 

牛乳なら、冷蔵庫に常備している方も多いのではないでしょうか。

 

 

生クリームももとは牛乳だというなら、牛乳をどうにかこうにかすれば生クリームの代用品として使えるのでは…!?

 

そんな気持ちになるのも当然でしょう。

 

 

では、実際に牛乳を生クリームのようにホイップして代用することは可能なんでしょうか!?

牛乳からホイップクリームを作ることはできるの?

 

まず、牛乳と生クリームの違いからご説明いたします。

 

 

牛乳は、生乳の乳脂肪分を砕いて均等にし、殺菌処理を施したもの。

 

一方の生クリームは、生乳を遠心分離機などにかけて取り出した乳脂肪分を濃縮して作られます。

 

 

つまり、両社の大きな違いは、乳脂肪分の比率ということになります。

 

  • 牛乳の乳脂肪分は平均3.5%
  • 生クリームの乳脂肪分は35%以上

 

10倍ほども違うんですね!

 

 

そして、そもそもなぜ生クリームってホイップ出来るんでしょう。

 

それもまた、乳脂肪分による作用なのです。

 

 

脂肪を別の言い方で言うと「油」ですが、普通水と油は分離しますよね。

 

しかし牛乳の場合は、脂肪の粒が「脂肪球膜」という膜に覆われることで、水分中でも分離することなく均等に存在することができているのです。

 

 

その脂肪球膜は泡立てることにより傷つき、そこから中の脂肪が出てきます。

 

一定以上(35%以上)乳脂肪分が含まれていると、脂肪球同士が網目状にくっつきやすくなり、その際空気を抱き込むことでホイップ状になる、というわけです。

 

 

牛乳では脂肪分が少なすぎて、この現象は起こりません。

 

つまり、牛乳はどんなに泡立ててもホイップ状にはならないということになります。

牛乳をホイップクリームの代用に使う方法は?

 

それでもまだ、どうにか牛乳を生クリームの代わりに使いたい、と思っている方も多いでしょう。

 

生クリーム「らしきもの」でよいのであれば、何とか作ることはできます。

 

 

牛乳と生クリームの差が乳脂肪分なのであれば、牛乳に乳脂肪分を足してやればよいのです。

 

 

乳製品のなかで、乳脂肪分を固めて作られたものがバターです。

 

そのバターを溶かして牛乳に加えることで、乳脂肪分的には生クリームと同じである、なんちゃって生クリームができます。

 

 

牛乳3に対してバター1の比率で加えてください。

 

バターもない!という方はマーガリンでも作れますが、風味などが異なりますのであらかじめ妥協が必要ですね。

 

 

ただしこの生クリームもどきたち、料理のベースに使うには良いのですが、泡立てるには向きません。

 

 

さらにバターの比率を増やすことで「ホイップバター」にしてしまうのもひとつの手かもしれませんね!

 

ケーキなどに添えるととっても美味しいホイップバターは、バター100gに対して牛乳20tの比率でホイップして作ります。

あるアイテムがあれば牛乳でホイップが作れる!あるアイテムとは...?

 

バターで乳脂肪分をそろえても、牛乳をホイップするのは一般家庭では至難の業。

 

ところが、ある商品を使用することでそれが簡単にできてしまうのです。

 

 

雪印 メグミルク かんたんホイップ 30G

 

こちらは、冷たい水や牛乳と混ぜて1分泡立てるだけで、簡単にホイップクリームができてしまうという商品です。

 

お菓子にちょっと添えたいときや、ホイップした状態で使いたい生クリームの代用としてこれなら手軽に利用できそうです。

 

 

この商品のよいところは、粉末タイプで常温保存ができ、賞味期限も製造から1年と、ストックしておくのに非常に便利なところ。

 

これなら使い切れなくて困った!ということもなさそうです。

 

 

箸で混ぜても大丈夫で、使用した人によると本当に1分でホイップ状になるとか。

 

ちょっと何かに添えたいときなんて、本当の生クリームよりよっぽど手軽なのでついついこちらばかり使うようになってしまいそうな便利さですね!

まとめ

 

今回は、牛乳はホイップした生クリームの代わりとして使えるのかどうか?ということについてお話してきました。

 

牛乳をホイップクリームの代わりにするのはなかなか難しそうでしたが、料理に入れる生クリームの代用には何とかなりそうでしたし、ホイップしたい場合もバターの比率を増やしたり市販の商品を使うといった方法がありましたね。

 

 

スーパーやコンビニで買ってきた焼き菓子でも、脇にクリームを添えるだけで「ごほうび感」がぐっと増しますよね。

 

コーヒーに少しのせてウインナ・コーヒーにしても良いし、アイスに添えても美味しそう…。

 

手軽に作れそうな方法を知ると、ついつい夢が膨らんでしまって危険ですね、カロリー的に(笑)

 

 

皆さんもぜひ、これからは生クリームが必要なレシピにもしり込みせず(あくまで代用、ではありますが)、どんどん挑戦してみてはいかがでしょうか!